あなたは会社のある駅から少し歩いた駅の外れにある花屋のお兄さん、名取志紀（なとりしき）に恋をしていた。
彼は綺麗で優しくてちょっとミステアスでとても甘くていい香りのする人。
毎週、名取に会うために花屋に赴きテーブルブーケを作ってもらっていた。
ある日、いつものようにブーケを買うとスタンプカードがいっぱいになる。
名取はにこにこと笑い「ブーケサービスの代わりに​」と甘い香りの正体を教えてくれるらしいが――。